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犬の病気

犬

がん・腫瘍

現在、犬の死亡原因のトップががん(腫瘍)です。高齢化に伴って増加傾向にあり、死因の半数以上を占めます。一昔前はがんになる前に他の病気で亡くなってしまうことが多かったのですが犬を飼う環境が格段によくなったため寿命が延び、それとともにがんを患う犬も増えました。寿命が延びるということは喜ばしいことですが、その分人間と同じように日頃から健康管理に気を使ってあげましょう。
体を触って見つかるものも多くありますから、普段のスキンシップを大切にしましょう。9歳を超えるとがん(腫瘍)を患いやすくなります。最低でも年に一回は健康診断を受けましょう。

心臓・循環器の病気

心臓病も犬がかかりやすい病気です。死亡原因の第2位です。共通する症状は咳や呼吸が速い、呼吸困難、疲れやすいなど。心臓病になりやすい犬種もあります。飼い主様が心臓病にたいして正しい知識をもって普段から気をつけてあげることが重要です。聴診時に心雑音の有無で心臓の病気を見つかるきっかけになることもあります。定期的に検診を受けましょう。

腎臓・泌尿器・生殖器の病気

腎臓病も犬に多く見られる病気です。
主な症状は多飲多尿、痩せてくる、嘔吐、食欲不振など。尿は量が多くなり、色や匂いがうすくなるなどに変化が現れます。尿検査によって初期の腎臓病がみつかることがあります。早期に発見し、適切な治療をすることで腎臓の機能を長持ちさせることができます。日頃の食生活や適切な運動によって、腎臓病にかかるリスクを減らすことができます。

脳・神経系の病気

てんかん、水頭症、脳脊髄炎、椎間板ヘルニア、環椎軸椎不安定症、馬尾症候群などがあります。脳や脊髄(中枢神経系)は一度障害を受けると再生が困難です。早期診断、早期治療が重要です。ただし骨に囲まれた部位ですのでMRI検査が必要になる場合があります。

消化器系の病気

来院する症状で最も多いのが、おう吐や下痢です。お薬ですぐによくなることがほとんどですが、中には重篤な病が潜んでいる場合もあります。
症状が長引く場合は、吐しゃ物や便を持参し、早めの検査が大切です。

内分泌・代謝の病気

ホルモン分泌に異常が生じて発症し、体の各所に影響を及ぼします。甲状腺や副腎の異常が多くみられます。脱毛や皮膚炎などの原因にもなりえます。治療は低下症であればホルモンの補充療法、過剰症であればそれを押さえ込む治療になります。
イヌでは糖尿病もおおく見られます。水を大量に飲む、おしっこが多い、尿を舐めるなどの症状が見られた時は注意が必要です。

血液系の病気

犬では免疫がかかわる貧血や血小板減少症が多く認められます。その他に白血病や免疫が関らない貧血などがあります。重症化することも多く早めの対応が必要です。

皮膚の病気

皮膚は体のバリアです。人間と比較して犬の表皮はとても薄いのでトラブルが非常に多く起こります。アトピー性皮膚炎、食事アレルギー、膿皮症、寄生虫、カビ(皮膚糸状菌症)、マラセチア、脂漏性皮膚炎などが多く見られます。寄生虫は予防できます。適切な食事、シャンプーなどで病気の予防や治療が可能な場合もあります。

目の病気

眼の病気は視覚障害、失明につながることがあります。充血、目やに、眼がショボショボするといった症状が見られた場合には一度、動物病院で診察することをおすすめします

耳の病気

耳の病気の原因は多岐にわたります。
日頃から清潔にすることを心掛けましょう。

歯の病気

口腔内の不衛生が原因で心臓や腎臓の疾患を起こすことも多くあります。子犬の頃から歯を磨く習慣をつけましょう。現在、歯石の沈着がひどい場合には麻酔科での歯石除去をおすすめします。

関節疾患

遺伝性や外傷によって引き起こされます。過度な運動が原因の場合もあります。びっこをひくようになった時にはかなり重症になっていることも多くあります。
軽度な場合は安静や投薬の治療が主体ですが、重度な場合は手術が必要です。

誤食

異物を飲み込んで来院する犬が多くいます。アンズなど大きな果物の種や石、家庭内ではオモチャや焼き鳥の串、シリカゲル(乾燥剤)を飲み込む例があります。
物が小さく排出されたとしても途中で炎症を引き起こしている場合や、大きな物では摘出手術が必要なこともあります。
もっとも注意しなくてはいけないのはタバコです。心臓や神経系に中毒を起こします。速やかに来院して処置を受けてください。

伝染病

伝染症(ジステンパーウイルス/イヌ伝染性肝炎/イヌアデノウイルス/イヌパラインフルエンザ/イヌパルボウイルス/イヌコロナウイルス/レプトスピラ/狂犬病)はワクチン注射で予防することができます。
狂犬病を除いて、混合ワクチン(5~9種)の接種が一般的です。ご不明な点があれば、獣医師に相談してください。
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