手術事例ブログ
2014年12月15日 月曜日
犬のアキレス腱断裂 調布市 府中市 三鷹市 武蔵野市 稲城市 動物病院
犬のアキレス腱の断裂はそんなに多くはみられない疾患です。断裂した場合には手術で治療しなければ機能回復は望めません。
今回ご紹介するワンちゃんは毛をカットしていた際にアキレス腱を一緒に切ってしまったとのことで来院されました。来院された時には患肢は完全に挙上していました。一般的に急性断裂の場合は挙上し、負重しません。
レントゲン検査では足根関節が不自然に屈曲します。通常膝を伸ばした状態では足根関節も同時に伸びます。

正常肢では膝を伸ばした状態では足根関節を屈曲させようとしても曲がりません。

手術前の様子です。足根関節が不自然に屈曲しています。

切断されたアキレス腱をピンセットで示しています

bunnell-meyer縫合法という特殊な縫合方法でアキレス腱をつなげています。

縫合が終了したところです


手術後の状態です。膝が伸びている状態では足根関節を曲げようとしても抵抗があります。

1〜2ヶ月は足根関節を創外固定やキャスティングで固定します。

固定を外したときの様子です。この時には通常の歩行ができるようになっていました。

アキレス腱断裂ははじめにも書いた通り、手術をしなければ機能を回復することはできません。ゆえに正しく診断した上で可能であれば手術をすることが重要です。手術後も固定しなければならない期間がありますので治るまでに飼い主様の努力も必要になります。
西調布犬猫クリニック
今回ご紹介するワンちゃんは毛をカットしていた際にアキレス腱を一緒に切ってしまったとのことで来院されました。来院された時には患肢は完全に挙上していました。一般的に急性断裂の場合は挙上し、負重しません。
レントゲン検査では足根関節が不自然に屈曲します。通常膝を伸ばした状態では足根関節も同時に伸びます。

正常肢では膝を伸ばした状態では足根関節を屈曲させようとしても曲がりません。

手術前の様子です。足根関節が不自然に屈曲しています。
切断されたアキレス腱をピンセットで示しています
bunnell-meyer縫合法という特殊な縫合方法でアキレス腱をつなげています。
縫合が終了したところです
手術後の状態です。膝が伸びている状態では足根関節を曲げようとしても抵抗があります。
1〜2ヶ月は足根関節を創外固定やキャスティングで固定します。
固定を外したときの様子です。この時には通常の歩行ができるようになっていました。
アキレス腱断裂ははじめにも書いた通り、手術をしなければ機能を回復することはできません。ゆえに正しく診断した上で可能であれば手術をすることが重要です。手術後も固定しなければならない期間がありますので治るまでに飼い主様の努力も必要になります。
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投稿者 西調布犬猫クリニック