手術事例ブログ
2013年8月29日 木曜日
イヌの前十字靭帯断裂の手術
犬の前十字靭帯断裂は大型犬に多く見られます。その他柴犬やヨークシャーテリアなどの肥満犬に見られます。原因は加齢により靭帯が変性してしまうことや、スネの骨の異常、肥満、免疫介在性疾患などです。治療は大型犬の場合には手術による整復が必要です。小型犬の場合には1〜2週間経過を見たのち改善が無ければ手術をした方がいいでしょう。手術法は主に3種類ありますががあります。最近ではスネの骨の膝側の部分を水平化するため、骨きりを行い角度を調節する手術も開発されています。ただし骨切りを行うため手術後、厳密な運動制限(約2ヶ月)が必要であるなどを考えるとある程度適応は限られてきます。
当院では最も一般的な方法である外側腓腹筋種子骨ー脛骨結節縫合術を実施しております。この方法のメリットは手術後早期からある程度の歩行が可能なこと、他の手術法に比べ簡単なこと、費用が他の術式に比べると安くおさえられることなどです。
まず、膝の外側を切皮して皮下織を切開し、次に筋膜、関節包を切開し関節を観察します。関節の真ん中に白い切れた前十字靭帯がみえます。

切れた靭帯は切り取ってしまいます。その後半月板が損傷していないか確認し損傷している場合には半月板も切除します。これをしっかりやらないと痛みがとれません。それらを確認後関節包を閉じます。

次に外側腓腹筋種子骨に糸をかけます。次にスネの骨(脛骨結節)に穴を開けます

あけた穴に糸を通し、脛骨の前にすべる動きがある程度制御されるぐらいのキツさで糸を結びます

次に筋膜を縫合しますこの時脛骨の動きをある程度制御するために脛骨結節の部位に筋膜を引っ張って来て縫合します。その後は皮下織、皮膚を常法通り閉鎖します。

以上です。3日〜一週間は包帯を巻いておきます。このワンちゃんは一週後の抜糸時には患肢を使って歩けるようになりました。
西調布犬猫クリニック
夜間救急時間外診療随時受付
当院では最も一般的な方法である外側腓腹筋種子骨ー脛骨結節縫合術を実施しております。この方法のメリットは手術後早期からある程度の歩行が可能なこと、他の手術法に比べ簡単なこと、費用が他の術式に比べると安くおさえられることなどです。
まず、膝の外側を切皮して皮下織を切開し、次に筋膜、関節包を切開し関節を観察します。関節の真ん中に白い切れた前十字靭帯がみえます。

切れた靭帯は切り取ってしまいます。その後半月板が損傷していないか確認し損傷している場合には半月板も切除します。これをしっかりやらないと痛みがとれません。それらを確認後関節包を閉じます。

次に外側腓腹筋種子骨に糸をかけます。次にスネの骨(脛骨結節)に穴を開けます
あけた穴に糸を通し、脛骨の前にすべる動きがある程度制御されるぐらいのキツさで糸を結びます
次に筋膜を縫合しますこの時脛骨の動きをある程度制御するために脛骨結節の部位に筋膜を引っ張って来て縫合します。その後は皮下織、皮膚を常法通り閉鎖します。
以上です。3日〜一週間は包帯を巻いておきます。このワンちゃんは一週後の抜糸時には患肢を使って歩けるようになりました。
西調布犬猫クリニック
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投稿者 西調布犬猫クリニック